2022/04/01
高気密住宅「ヤマネコHouse」
先日、北区のM様邸で気密検査を行いました。最近よく耳にする家の性能を示す「UA値・C値・Q値」。気密性はこのC値=「住宅全体の相当隙間面積」を示します。なので、数値が大きいほど隙間の多い家となり、数値が低いと隙間が少ない高気密な家と言えます。
「高気密住宅のメリット」
・外気からの影響を受けにくく室内の温度を快適に保てる
→快適な室内温度はヒートショックや活動量にも関わり、家族の健康維持につながります。
→エアコンなどの効率も上がり日々の光熱費などの削減にもつながります。
・湿気の影響を受けにくくカビや腐れを防ぎ住宅の耐久性が上がる
→カビはアレルギーや循環器系にも影響してきます。
→腐れは耐震性能の維持や家のメンテナンス費用にも影響してきます。
などなど、、。
昭和55年の省エネ基準の家(日本で初めてできた省エネ基準の家)は、C値11㎠/㎡ぐらいだと言われています。現在ではこのC値が「1以下」だと高気密住宅とされています。
今回の測定結果は「C値0.88㎠/㎡の高気密住宅」と判定!(写真では四捨五入のC値0.9㎠/㎡となってます。)
高気密な家を建てるには専用の部材を使ったり、サッシや断熱のグレードアップと共に丁寧に隙間を埋める高い施工技術が必要です。
測定に来ていただいた技士さんからは、「初めての測定で「1」を着る工務店さんは少ないですよ!」と言って頂きました!標準仕様のヤマネコHouseが「1」を切ったのは、どちらかと言うと高い施工方法と施工技術の賜物です。いつも丁寧に施工して頂いている大工さん!本当にありがとうございます。
屋根の透湿・防水シートと躯体との間に貼られた気密テープ
配管などの隙間には発砲ウレタンで隙間なくしっかり埋めていきます。
その他にも床下にはプレカットされた断熱材。さらにその上から気密テープでおさえる。などなど、(※現場で断熱材をカットするよりも、制度の高いプレカットの方が隙間が生じにくくなります。)
ヤマネコHouseは、ベテラン建築士の長年の実績や知識がぎっちり詰まっています。今回の測定結果はヤマネコHouse標準の仕様です。サッシ・断熱の性能をグレードUPしたら、さらに良い数値が期待できそうです!