2023/12/11
神社で杉をよく見かける理由
貴船神社のご神木「相生の杉」。樹齢は1000年だそう。
唐突に、そういえば近所の神社のご神木は杉の木だったな、と思い出しました。境内に生えている木も杉の木が多かったはず。
スタジオリンクスが事務所を構えている京都市は寺社仏閣が多い街です。とはいってもそこかしこの寺社仏閣にひんぱんに行くわけではありませんが、思い出す限り記憶の中のお寺さんや神社には杉の木がたくさん植わっているイメージがあります。
どうして杉の木が多いのか、ちょっと調べてみました。
神様が下りてくる木
サラッとネットで調べてみたところ、やっぱり杉の木が植えてある寺社仏閣は多いらしく、またご神木となっている杉もかなりあるようです。ではなぜそんなにありがたがられているのでしょう?
杉はまっすぐ伸び、50mを超える高さにまで成長することも。高知県の大杉というは高さが約60mもあるそうで、これは20階建てのビルと同じ高さに相当します。
太古の人々は天高く育った杉を使って、神様が下りてくると考えていたそうです。高い建物もない時代、それだけの高さの木を見たらそう思ってしまうのも自然なことかもしれません。
建て替え用の木材として
というかなり神話的な話から一転して、寺社仏閣の建材としての役割もあったと考えられているそうです。確かに遠くの山から木を運んでくるのはかなり大変そう。ほとんど全て人力で作業していた当時は敷地内で建材が調達できるのはかなりありがたいことだったんでしょう。
花粉症だけど杉って大丈夫なの?
ところでこのブログを書いている私はしっかりスギ花粉の花粉症で、早ければ2月後半から、遅ければ5月半ばころまで花粉症に悩まされています。春先に前述している近所の神社に行こうものなら顔中とんでもないことになってしまうので、なるべく寄り付かないように生活しています(そんな言い方したら神様に怒られそう…)。
今や日本人の3人に1人はかかっている花粉症ですが、「花粉症」は読んで字のごとく花粉に対してのアレルギーのため、板などの建材で杉を使っていても問題ありません。
スタジオリンクスの事務所は杉板で作られた棚や引き出し、机などがたくさんあります。私が今まさにブログをしたためているデスクも杉板で作られていますが、何ともないです。
何ともないどころか、毎朝出社して事務所のドアを開けた瞬間に杉のいい香りがして落ち着きます。
杉の香りは作業能率をよくする効果もあることが研究で分かっているそう。このブログ記事もサクサク書けた気がします。
社長は後ろの席で悩んで煮詰まっているようですが…。
スタジオリンクスでは完成見学会やモデルハウス見学会、徳島県での板倉の家宿泊体験などもご用意しています。
事務所もリンクス得意の杉の造作家具がたくさんありますのでぜひ現地で体験してみてください!