2024/04/02
リンクスにインターンシップの学生さんが来てくれました
スタジオリンクスでは近くの学校から将来建築に携わりたい学生のインターンを受け入れています。
今年は2名の方に来ていただき、課題をこなしていただきました。
その内の台湾出身の陳さんにブログを書いてもらいましたので、ぜひご覧ください
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スタジオリンクスのブログをご覧の皆さん、こんにちは!
はじめまして、スタジオリンクスにてインターンに参加している陳と申します。
私はタピオカと小籠包の国 台湾出身で、京都芸術デザイン専門学校クリエイティブ学科インテリアコースの二回生です。
台湾のお城の写真。南国の雰囲気がありますね!日本とはかなり寒暖差があるみたいです。(陳さん撮影)
もともと家族が日本と少し縁があり、また幼い頃から毎年大河ドラマを見て育ってきたので、日本の歴史や文化に深い興味を持っています。
中学生の時にるろうに剣心に憧れて剣道を学び、それがきっかけで古流剣術への憧れも芽生えました。
高校時代はX JAPANが好きだったので、学校でバンドを組み、J-ROCKやアニソンのカバーを中心に活動。
京都は古い建築や日本の歴史を動かす大きなできごとがあった地でもあり、ずっと暮らしてみたいと思っていました。
台湾の大学を卒業し、しばらく働いた後、夢を実現するために退職。京都へ移住することを決意しました。
京都芸術デザイン専門学校に入って建築に関する知識を学ぶほか、念願の天然理心流の門弟にもなっています。
金戒光明寺の境内で天然理心流のお稽古をしているそう。かっこいい!(陳さん撮影)
1回生の終わりに、より実践的な経験を積むために、春休みを利用してインターンシップをすることを先生から提案されました。
受け入れ先の会社を探していた時に、毎日の通学路で通っているスタジオリンクスを思い出し、ホームページを通して、セミオーダー住宅を主な業務とする事務所で、木材をたくさんに使っているほか、建築全体の空間計画についても非常に独創的であることがわかりました。さまざまなデザインながら共通点のある建物と説明文の中には、設計者が建物に注ぎ込んだ思いがはっきりと感じられます。
京都市にはエリアによってさまざまな規制が。その中で家を設計するのは結構大変なんです。(陳さん撮影)
私にとって建築で一番大事なのは居住機能です。人が快適に暮らせる建築でなければ、どんなに立派な外見があっても意味がありません。
私は、住む人が幸せを感じられる空間を作りたいと思います。
もしここで学ぶことができれば、私はきっと私の心の中の理想的な建物にもっと近づくことができると信じています。
実際にスタジオリンクスに入ると、設計上注意すべき点がたくさんあることがわかりました。
特に京都では、過去の景観や町の一貫性を守るために、外観にも建築構造にも多くの制限があります。
今回のインターンシップでは社長の浦川さんから、課題として二つの場所の土地をベースにした二つの異なる建物を自由に設計させていただきました。
解決できない問題やインスピレーションが枯渇したとき、社長の浦川さんを始め、寺沢さん、そして村井さんは豊富な経験を活用してアドバイスと思考の方向性を与えてくれました。私も今回のインターンシップを通じて、エリアごとの規制などをより詳しく理解しました。
2月に開催した見学会のお家。陳さんにも来ていただきました。
インターンシップの途中に開催された新築見学会に私も参加しました。完成したばかりの建物を実際に中に入って見学することができて、スタジオリンクスのこだわりをよりよく理解できるようになりました。建物全体に自然素材が大量に使われており、家に入った瞬間に木の香りに包まれます。空間の区切りから採光デザイン、さらには窓から見える景観まで、設計者のお客様の暮らしを大事にする心がけが感じられます。
事務所の内装も一貫したデザインスタイルで、木材を大量に使用して、暖かくて落ち着いてリラックスした感じを与えます。私にとっても、落ち着いて全力を発揮して「造る」という仕事ができる場所です。
この二週間のインターンシップを経て、人に温かみと楽しさを与え、そして共に成長することができる建物が私の目標だと確信しました。
近い将来、たとえここで働いていなくても、ここで学んだことを活かして自分自身を磨き続け、お客様に感動と喜びを与える建築を作っていきたいと思います。
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外国で建築を学ぶのはかなり大変なことだと思いますが、学ぶことに対しての意欲がすごく伝わってきました。
これだけの文章を日本語で書くのも難しかったと思いますが快くブログを書いていただき(写真までいただいて)ありがとうございます!
お土産までいただいてしまいました。めっちゃおいしかったです!